虎虎AI · データストーリー

世界はどのように
Pythonへ収束したか

Google Trendsの実データで見る、検索の多いプログラミング言語9種の推移(2016〜2025年)。2016年は各言語に分かれていましたが、2025年には調査したすべての市場でPythonが1位に。PHPは激減し、TypeScriptとRustはほぼゼロから上昇。言語を切り替え、市場を選び、全順位を確認できます。

実データ · Google Trends(各言語を「プログラミング言語」トピックで取得)· 2016年1月〜2025年12月

ランキング

期間内で動きの大きい言語

💡 検索 ≠ 使用。 TypeScriptとRustは検索では下位ですが、TypeScriptはGitHubで利用1位になりました(Octoverse 2025)。検索は「学んでいる人」を映し、すでに現場で使っている人には遅れて表れます。
人材 × 資金

Pythonを学ぶ国と、資金が集まる国

縦軸:Pythonの検索変化 2021→2025(Google Trends・国別指数)。横軸:2024年のベンチャー投資額(対数・単一ソース)。「世界」は除外。Trendsの水準は国家間で比較できないため、5年間の変化を用いています。

💡 米国は依然として資金で突出。ただしPythonの伸びが最も速いのは新興市場で、ブラジル・ポーランド・エジプトが米国を上回ります。日本は左下に単独——資金が最も少なく、Pythonの検索が縮小する唯一の市場です。

データが示すもの

Pythonの独走。 調査した14市場すべて——米国や日本からブラジル・ナイジェリア・インドネシアまで——で最も検索されるプログラミング言語であり、上位言語の検索の2〜3割を占めます。コロナ禍で急伸し、2022年初頭にピークを迎えました。ただし収束は一様ではありません。ナイジェリアとインドネシアではPythonの首位はわずかで、エジプト・ポーランド・ブラジルは近年の伸びが最も急です。検索の関心はその言語を学んでいる人を映すため、これは新しい開発者がどこへ向かっているかを示す地図でもあります。

凋落する王者・Java。 2016年には首位(世界の指数で約80、インドでは100)でしたが、いまや30〜40台に低下。PythonがJavaを追い抜いた時期は国ごとに異なり、英国が最初(2016年)、米国は2017年、そしてインドは最後で2022年でした。

この10年の勝者と敗者。 2016年から2025年にかけて、世界の検索はJava(−41)、PHP(−20)、C#(−19)、JavaScript(−13)で減少しました。実際に伸びたのはPythonと、ほぼゼロからのTypeScript・Rustだけです。

検索されている ≠ 使われている。 TypeScriptとRustは検索では下位に沈みますが、TypeScriptは先ごろGitHubで1位の言語になりました(Octoverse 2025)。検索は普及に先行します——すでに開発している人ではなく、いま学んでいる人を映すからです。

国ごとに異なる理由

各国のランキングは、その国で最大のテック産業を映す指紋のようなものです。

人材 vs 資金

各市場のPythonの勢いを2024年のベンチャー投資額と重ねると、米国が資金で先行する一方、Pythonの伸びが最も急なのはブラジル・ポーランド・エジプト。日本は単独で、投資が少なくPythonの検索が縮小する唯一の市場です。

データと手法

検索データはGoogle Trendsの「時系列の関心度」(0〜100)で、各言語を「プログラミング言語」トピックとして、2016年1月〜2025年12月まで月次・国別に取得しました。Trendsは国ごとに正規化されるため水準を国間で比較できず、形状・順位・シェア・5年間の変化で比べています。投資額は単一ソースによる2024年のベンチャー投資です。データ対象:2025年12月まで。

参考

こうしたデータプロダクトを制作します。

ダッシュボード・分析・インタラクティブなツールを、生データから実際に使えるプロダクトまで。

プロジェクトを相談 →